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絵本『おばけえん』のこと
2021年4月9日(金)

こんにちは。3月の春分の日の連休から始まった絵本『おばけえん』原画展。お天気に恵まれていた日も多く、たくさんの方々にご覧になっていただけたことを嬉しく思うと同時に、あと数日で終わろることが急に寂しくなっています。

今回の原画展は、逆オファーと言いますか、こちらから出版社さんに開催のお願いをして実現したものでした。と言いうのも、この『おばけえん』にわたし自身がすっかり魅了されてしまいまして…!

昨年の春2020年4月に教育画劇さんから発刊された『おばけえん』。まず目に飛び込んでくるのは、この真っ赤な表紙です。真ん中ではおさるの男の子(主人公のあゆむくんと言います)が困った顔をしていて、後ろには大きなオニも覗いています。この表紙を見るだけでは、少し「こわい絵本」と感じられがち。(実際うちの店ではそっとそうつぶやく小さなお客も…)同時におばけの絵本=子どもがただただ楽しむだろう的な香りがしてしまいがちなのですが、実は、実に、とても深い良い絵本なんです。

この絵本のお話しを書かれたのは、これまでにもたくさんの絵本や童話を手掛けてこられた最上一平先生。
——お引っ越しをして新しい幼稚園(保育園)に通うことになったあゆむくんは、その心細さから先生もお友だちもみんなおばけに見えてしまいます。そんなおばけたちがいやでしばらく一人で過ごしていたあゆむくんですが、お友だちからの誘いにえいやと勇気を出して一緒に遊んでみると…見えていた世界がガラリと変わりあっという間に楽しくなっていきます。もちろん変わったのは、周りではなくあゆむくんの見方。はじめからみんなはおばけなんかではなく、自分の感じ方次第で周りの見え方も変わるということを、明るく寄り添いながら教えてくれています。

そして、そんなお話しをさらに盛り上げてくれるのがカワダクニコ先生が描く絵の世界。お話しそのものには書かれていない、まるで子どもたちの日常のような楽しいおばけえんの様子や、おばけの友だち一人一人の背景を実にユニークにほのぼのと描いてくれています。
その絵はどれもほんとうに見どころいっぱいで、絵を観るだけでもたくさんの会話が弾んでしまうほど。きっと、無邪気で可愛いおばけたちの個性がみんな光って見えるのは、サービス精神旺盛で温かなお人柄のカワダ先生だからこそ。贅沢にも毎日この原画を眺めながら、改めて絵の力を思った3週間でした。

入園・入学・進学と、子どもにとって環境の変化が伴うことが多い4月。この『おばけえん』のあゆむくんのようにドキドキしたり、「こわいな」「いやだな」「にがてだな」と思う気持ちも大切なステップです。そんなメッセージを込めつつ、それぞれの春にこういった絵本の楽しさで少しでも穏やかな時間が流れていってくれたら嬉しいなと思います。

 

◆2021年3月2日(火)~4月18日(日)絵本『おばけえん』原画展の詳細はこちら

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